海外でも4MINIカスタムが盛んに行われている
モンキーはそのコンパクトで個性豊かなデザインだけでなく、カスタマイズの楽しさゆえに多くのファンをつかんでいます。
こうしたモンキーのカスタム文化は日本だけでなく、世界各国でも広まっていて、それぞれの個性とアイディアを発揮しながらさまざまなカスタムがなされています。
たとえば、インドネシアはバリにおいてバイク関連の事業を行うヘンリー氏は、トラッカーカスタムを行っています。
ポップなデザインのモンキーをアドベンチャーレーススタイルにカスタムしていて、その独創性が光ります。
フレームやスイングアーム、マフラーなどをワンオフで作っていて、かなりイメージが変わっています。
エンジンもスーパーカブの125ccエンジンを乗せ替えているのも驚きのアイディアです。
もともと東南アジアは、日本のスーパーカブを始めとするバイクが非常に多く販売されていてカスタムもなされているため、異なるモデルをクロスさせてカスタムすることも普通に行われています。
外装もカウルやタンクなどを全交換しているのですが、アドベンチャースタイルと言うことで頑丈でタフなパーツにしているのが特徴です。
それにブロックパターンのタイヤを履かせることで、完全に見た目はミニ型のダートレースマシンといった感じに仕上がっています。
もちろん、見た目だけでなくタフさや操作性なども本格的なもので、走っても楽しい一台になっているのです。
レースでも使われるほどの人気
このカスタムバイクもそうですが、モンキーを改造してレースに使うケースが多く見られます。
カスタムがしやすいということもあって、ダート用などに改造して身軽に動ける一台に仕上げることができ、レース用としても実力を備えたバイクになるからです。
また、ピックアップカーなどがなくても、ワゴンの後ろに積むなどモンキーならではのコンパクトを生かした輸送ができるのもメリットです。
気軽にレースやアウトドアコースに持ち運ぶことができるのです。
さらに、モンキーは他のバイクからのパーツ流用がしやすいというのもポイントです。
同じホンダのバイクであれば、ちょっと工夫すれば大きな変更を加えることなしに付け替えも可能ですし、多少の調整を施すことでサイズ感の合うものであれば異なるメーカーのパーツも取り付けられます。
また、既存のパーツを取り外したり加工したりしやすいため、走りやすさを重視して自分好みの改造ができるのも魅力です。
こうした点も、カスタムモンキーがレースで利用される理由となっているのでしょう。
レースだけでなく、どこでも遊んで楽しめる一台として活躍してくれるため、海外では幅広い層から愛されています。