多くのファンがいるカワサキ
カワサキといえばNinjaやゼファーといった長く愛されているバイクが多くあります。
ライムグリーンのボディと挑戦的なバイク製作で根強いファンが多くいるメーカーです。
元々は1950年に製鉄部門を分離して川崎製鉄を設立したことから始まります。
1952年からヘリコプターの製造を始め、軍用機生産が戦前の航空機産業の中心となっていたのですが、終戦とともにヘリコプターの製造は下火になっていきます。
さらに航空機の生産は講和条約によって禁止がされてしまいました。
そこで、川崎重工業、川崎車輌、川崎航空機工業を合併し、再編成をすすめます。
これによってロボット製造やトンネル掘削機などいろいろな分野で機械の製造をしています。
しかし、やはり一番話題となるのは常にバイクのことです。
川崎重工とバイク
川崎重工の魅力といえばバイクです。
ロングヒットしている単車が多くあるというメーカーは時代に左右されず常に一貫した良質なバイクを製造し続けている証拠でもあります。
それと同時に時代に順応したモデルチェンジもして自分たちの信念を持ちつつもニーズに合ったバイクを製造しているからこそこのような人気バイクが作られ続けているといえます。
1958年から本格的に二輪車用のエンジンを製造し、1964年に大型二輪車メーカーである目黒製作所(メグロ)を吸収して大型車の製造に進出をすることとなりました。
2007年にはモーターサイクル部門は川崎重工の売上高の3割を占めるようになり、国内四台バイクメーカーの中でも常に4位というイメージが持たれていましたが、今ではシェアが軽二輪部門では2位に浮上しており、確実に日本を代表するバイクメーカーと成長を遂げています。
カワサキ・ニンジャシリーズ
ニンジャシリーズというのはカワサキのバイクでも主力といえるバイクであり、大人気のモデルでもあります。
世界的に自動車排出ガス規制が強化されていることで継続生産者については生産が不可能となっています。
そのような背景で2007年に発表されたのがNinja・250Rです。
搭載されているエンジンは直前まで販売されていたZZR250と同様の水冷4ストローク並列2気筒DOHCです。
このエンジンは長く使われてきたシリーズですが、ニンジャシリーズを作るために改良されて搭載されています。
エンジン以外でも変更点がそれぞれ作られており、キャブレターに変わるフューエルインジェクションも採用されていますし、排出ガス規制に対応するためにもキャタライザーも搭載されています。
誕生してからカラーバリエーションの変化もありつつも、2012年モデルから二代目にフルモデルチェンジをします。
車名の末尾に合ったRが亡くなったこと、デザインが作新されたものへとチェンジしています。
この新型モデルはとても人気を集め、予告段階で注文が殺到してしまい、販売計画台数を3日で売り切るという快挙を成し遂げました。
これはカワサキがバイクメーカーとして周囲から強く評価されたことの表れでもあり、人気バイクメーカーへと成長したと実感するエピソードでもあります。