燃費をよくする走行のやり方

燃費走行を行うポイント

時代はまさにエコの時代、車・バイクメーカーは燃費性能の良さをしきりにアピールしている状況です。
しかしいくら本体の燃費性能がよくても乗り方や扱い方がよくないとそのメリットを十分に得ることはできません。
自分が日頃燃費性能に負担をかけるような乗り方をしていないかどうかを見直してみましょう。

燃費走行を行うポイントはバイクに負担をかける、つまりガソリンの消費を多くするような動きを避けることです。
とくに注意したいのがアイドリングで、自動車ではこの点がよく指摘されますがバイクでも同様です。

無駄なアイドリングをしていると、当然のことながらその分燃費が悪化してしまいます。
冬場の場合は指導させる際にアイドリングが必要になる面もありますが、それ以外の季節ではできるだけ短めにするよう心がけましょう。
難しい面などなにもない、単に意識を変えるだけで改善できる点からもまずここから対策をはじめましょう。

それから急発進・急停車、あるいはアクセルの回しすぎも、よくありがちなうえに燃費への悪影響が非常に多い例でもあります。
できるだけバイクをスムーズに動かすよう心がけるつつ、「カッコつける」のを避けるのも大事です。
アクセスを回すとカッコいい感じがする方も多いと思いますが、急発進・急停車も含めて派手な運転は避けた方が無難でしょう。
ついクセになっている方は、改めて見直してみてはいかがでしょうか。

加速する、あるいは坂を上るときにも当然燃費が悪くなります。
ですから、上り坂では適切なギアと回転数を心がけるなど、いかにスムーズに運転できるかを心がけましょう。
ギアを下げずに無理して上ろうとすると、どうしてもパワーが空回りするような形で燃費性能が悪化してしまいます。

逆に、加速する時にも適切なギアの設定を忘れないようにしましょう。
このあたりは心がけだけでなく細かな操作を行う必要も出てくるので、日頃から慣れるよう練習しておくと良いかも知れません。

典型的な燃費が悪くなる走り方

こうした基本的なポイントを踏まえつつ、ほかにもついついやってしまっている燃費が悪くなる走り方を踏まえておきましょう。
これまでの話とも関わってくる点ですが、ブレーキングはギアをうまく活用しながらゆっくりと減速していくことが大事です。

車間距離を十分に取らずに走っていると、停車が必要になったときに余裕が持てずどうしても急停車になってしまいがちです。
また減速の際にギアを落とさずに停止するのも要注意で、ゆっくりとスムーズに停車させるよう心がけましょう。

あとは速度をできるだけ一定にすることも重要です。
急加速・急停車だけでなく走りやすい直線のときにもできるだけ速度を一定にするようにしましょう。
信号が多いところで加速と減速を繰り返している走り方をしているバイクを見かけますが、これは燃費が悪くなってしまう典型的な例です。