フォークオイル交換の重要性について

フォークオイルの役割

バイクにはライダーが快適にバイクを走行するために多種多様なパーツが組み込まれています。
サスペンションバイクの乗り心地をささえている大切なパーツです。
サスペンションはバネなので、走行中にライダーが受ける様々な衝撃を緩和させる働きがあります。
大切なサスペンションの1つがオフロントフォークです。

前輪を両側からはさみ込むように中央から伸びている太めの梁が、サスペンションの1つフロントフォークになります。
形状は車種によって違うのですが、共通しているのはフロントフォークの梁の中にバネとオイルが入っている事です。
フロントフォークは内筒と外筒がピストンのように重なり合う形状をしています。

フロントフォークが正常に機能する事で乗り心地または、ハンドリングが正常化するので、実はとても重要なパーツなのです。
フロントフォークを包んでいるオイルはフォークがピストン状の動きをする時に、バネの動きを緩やかにする働きをします。
もしもオイルが無くフォークだけであれば、バネが勢いよくはねあがりますので乗り心地も走行の快適さも皆無です。

新鮮なオイルはねっとりした鮮やかなカラーをしていますが、経年劣化したオイルはもはや水のようにしゃぶしゃぶ状態になっています。
そうなるのにおよそ1年から2年程度かかりますから、毎年交換するのが適切です。

フォークオイル交換は大事

フォークオイルが機能を失って困るのは、ブレーキ停止した時や縁石に乗り上げた時あるいは信号待ちしている時にもろに衝撃を受ける時です。
ブレーキが不十分できちと止まってくれないと、前後の車にも多大な影響を与える事になります。
最悪衝撃に耐えられず自分が転倒する可能性大です。

オイル漏れやパーツを劣化させるだけではなく、バイクそのものが正常に動いてくれなくなります。

オイル交換の準備

フォークオイル交換するにはいくつか準備するものがありますし、バイクを解体するための若干広い場所も必要です。
フロントスタンドやレンチやドライバーなどになります。
新しいオイルを適量はかるために計量カップも必要です。

おおまかな手順としてはフロトフォークのとりはずしと、オイル排水およびオイルの注入そしてフォークの設置になるのですが、素人がするにはなかなか大変な作業になります。

オイル交換の方法

フォークを本体からはずして筒の中の古いオイルを排出します。
フォークの中もきれいに掃除しないと錆や、フォークそのものの不具合の原因にもなりますので、掃除は重要です。
適量の注入をします。

どれくらい入れたらいいかはマニュアルのままですが、自信がなければプロに依頼しましょう。
最後のエア抜きを忘れないでください。

交換の適期

おおよsど1年程度で劣化しやすいのですが、走行距離にもよります。
5000kmから10000km程度で交換するのが妥当です。